ハクトウワシがタコにつかまり、溺れそうになるのを人間が救助する
カナダで、なんとタコがハクトウワシを海へ引きずり込もうとしている様子が目撃され、その動画が撮影された。
海から叫ぶような音が聞こえた
その様子を目撃したのは、ブリティッシュコロンビア州の街、クワットシーノの沖合で、サーモンの養殖を行っている漁業関係者たち。
彼らは12月2日、ちょうど作業を終え、バンクーバー島の北西部にある水上家屋に戻ろうとしていたという。
その時、海から叫ぶような音を聞いたそうだ。このためしばらく調べた結果、仲間の1人であるJohn Ilettさんが、成長したハクトウワシがタコによって水中に沈められそうになっているのを発見した。
Saving an eagle from an octopus
タコを捕まえ、ワシを放す
そのタコは「ミズダコ」とされ、その時体の色を赤くし、触手も傷ついていたそうだが、ハクトウワシも必死に海面に浮かんでいる状態だったという。
彼らはこの信じられない光景に遭遇して、約5分間もただ眺めていたそうだ。しかしワシが溺れそうだと気づき、ついに関与することを決めたとか。
Ilettさんは道具を使ってタコを船に引き寄せ、他の乗組員もワシと共に船に引き上げるのを手伝ったという。
そしてハクトウワシに絡まったタコの足をほどき、再びタコを海へ返したそうだ。その後、ハクトウワシも浜辺へ向かって飛んで行ったとか。
Ilettさんは20年以上も海で仕事をし、これまでにもさまざまな記憶に残る出来事に遭遇しているが、この時の経験は何よりも優っていたと語っている。(了)
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