毎年、氷の上に絵を描き続けている、フィンランド人の建築デザイナーが注目を集めている。
90mもの巨大なキツネの絵
そのデザイナーとは、Pasi Widgrenさん(40)だ。
彼はこれまで6年連続で、雪かきスコップを使って凍った湖に絵を描いてきたという。
そして今年も12月4日に、ヘルシンキの北にあるPitkajarvi湖を訪れ、90mもの巨大なキツネの絵を描いた。それがこちら。
— Pasi Widgren (@WidgrenPasi) December 4, 2021
Yläilmoista. pic.twitter.com/B4N5w97Odc
— Pasi Widgren (@WidgrenPasi) December 4, 2021
過去にはクマやフクロウを描いたことも
Widgrenさんは2016年から凍ったこの湖で絵を描きはじめ、以前はクマやフクロウを描いたこともあるそうだ。
ただし絵の上に雪がさらに降ったり、氷が溶けたりすると、その絵は消えてしまう。
また氷が割れても、自分自身を救えるようにアイス・オウル(アイスピックのように氷を突き刺す道具)も用意しているという。
Noniin, kerran vuoteen kuva jäälle tuttuun paikkaan Lapakiston Pitkäjärvelle kallion juurelle. Hyvä pakkanen tänään. Jään paksuus 10...15 cm kauttaaltaan. Retkeilijän joululahja lahtelaisille.@LahdenKaupunki #lahti #thisisfinland #naturelovers pic.twitter.com/j0MTQmWVAb
— Pasi Widgren (@WidgrenPasi) December 4, 2021
今回もまず湖についた時、作業するのに氷が十分な厚さを持っているかをチェック。その後、キツネのイメージに合うように、輪郭をスケッチし、それからシャベルを使って描き始めたそうだ。
そして4時間後、絵が完成した時、Widgrenさんは湖のそばにある崖の上に登っていき、そこで完成した絵を見下ろしながら、コーヒーを飲み、思い出に写真とビデオを撮ったという。
ただし12月6日には、少し雪が降ったため、キツネの絵はあまりよく見えなくなったそうだ。(了)
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